2025年1月18日土曜日

望林堂完訳文庫第50弾は「モロー博士の島」(H.G.ウェルズ)に決定!

記念すべき50冊目の望林堂完訳文庫は、H.G.ウェルズが1896年に発表した「モロー博士の島(The Island of Doctor Moreau)に決定しました!

世間と隔絶された南海の孤島で行われる神をも恐れぬ実験。それにより生み出された異形の怪物たち。 

バイオテクノロジーを彷彿とさせるSF要素とグロテスクな描写による怪奇・ホラー要素が渾然一体となり、最後には人間の存在そのものにまで深く迫る傑作です。

春に刊行予定です!


Charles Robert Ashbeeによる挿絵

2025年1月1日水曜日

明けましておめでとうございます!

おかげさまで昨年は、望林堂は創立10周年でした。狙っていた10年で50冊出版の目標には一冊足りませんでしたが、毎年こつこつと積み重ねて第49弾まで出版することができました。

今年は念願の第50弾を出版し、次の10年をスタートをさせたいと思っております。

今後ともよろしくおねがいいたします。

望林堂店主 毛利孝夫

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2024年12月23日月曜日

望林堂完訳文庫第49弾「火星のオデッセイ」がKindleで販売開始です!

Kindleにて最新翻訳書「火星のオデッセイ」が販売開始となりました!アメリカ人作家スタンレイ・G・ワインボウムの傑作短編SFです。

1934年当時の斬新な異星人の設定が、その後の SFに大きな影響を与えたと言われる作品で、あのSF界の巨人アイザック・アシモフにも賞賛された一編を、ぜひお楽しみください!

併せて、火星という未知の世界・未知の生物に接触した語り手ジャーヴィスの考察と、地球上のこととは言え、やはり欧米人が未知の世界・未知の人種や文化と接触した植民地主義とを照らし合わせてみるのも興味深いことでしょう。

※ 追記 楽天KoboBookWalker、AppleBooksでも販売開始しました!

 アメリカ人作家スタンレイ・G・ワインボウムによる「A Martian Odyssey」の完訳&新訳です。

 アレス号に乗った4人のアレス隊は、人類初の火星探検を行っています。ところが周囲を上空から調査中だった補助ロケットがエンジントラブルで墜落し、乗っていたジャーヴィスは命は助かったものの、自力で歩いてメインロケットまで戻ることになるのです。その道中で、さまざまな火星生物に出逢います。心を少し通わせることもできる相手もいますが、まったく行動原理・思考方法が分からない相手もいて、ついに命の危険にもさらされてしまうのです!

 SF界の巨人アイザック・アシモフに絶賛され、以後のSFに大きな影響を与えた傑作短編です!

 ルビ付き、注付き、縦書き。


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2024年11月21日木曜日

「バスカヴィル家の犬」Kindleにて販売開始!

アーサー・コナン・ドイルによるシャーロック・ホームズ物の傑作長編「バスカヴィル家の犬」が、Kindleにて販売開始となりました!

シドニー・パジェットの挿絵60点も収録。
お楽しみいただけるとうれしいです!



※ Apple Book、楽天kobo、BookWalkerでも販売開始となりました。

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2024年10月25日金曜日

「バスカヴィル家の犬」第一稿完成!

長らくお待たせしている「バスカヴィル家の犬」ですが、ようやく第一稿ができあがりました。

本作品はほかのホームズ物と同じく、ワトスン医師が語り手になっていますが、「読者への語り」と「ホームズへの手紙」と「日記からの抜粋」という三つの形式から成り立っています。

そこで、それぞれ以下のようにに文体を変える、という斬新な手法を取っ
てみました。


・「読者への語り」(地の文)   → わたしは〜です。
・「ホームズへの手紙」(手紙文)  → ぼくは〜だ。
・「日記からの抜粋」(日記文)  → わたしは〜だ。

60点の図版の組み込みも終わったので、文字・文章の校正をしつつ、ルビを振る作業と「あとがき」を書く作業が残っています。今しばらくお待ち下さい。


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2024年6月28日金曜日

完訳文庫第48弾は「バスカヴィル家の犬」!

 望林堂完訳文庫第48弾は、コナン・ドイルによるシャーロック・ホームズ物の中でも、最高に面白い傑作長編「バスカヴィル家の犬(The Hound of the Baskervilles)」に決定しました!

60点に及ぶシドニー・パジェットの挿絵も、すべて収録予定です。

夏の終わり頃には出版にこぎ着けたいと現在鋭意奮闘中。お楽しみに!

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2024年6月24日月曜日

「リップ・ヴァン・ウィンクル」Kindleで販売開始!

販売まで予想以上に時間がかかってしまいましたが、ワシントン・アーヴィングの「リップ・ヴァン・ウィンクル」がKindleで販売開始となりました。

アーサー・ラッカムの挿絵52点とともに、お楽しみください!

※追記 Apple Books、楽天Kobo、Book Walkerでも販売開始しました!

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2024年6月23日日曜日

USA_CARTからありえない連絡

「リップ・ヴァン・ウィンクル」の挿絵を入手しようと、海外の業者に洋書の古書を発注したところ、予定日を一週間近く過ぎているのに何の音沙汰もなく、商品のトラッキングIDすらはっきりしないので、さすがに業を煮やして確認の連絡を入れてみましたところ、以下の答えが帰ってきました。

取り扱い業者はUSA_CART、配送はEPOST_GLOBALです。


USA_CART

Your order was shipped a couple of days after it arrived. We have received the information from our shipping channel partner that your item may have been damaged/lost in transit. We do not have additional tracking details. Also, this time we do not have another copy of this book available to us. We have issued a full refund for this item. Please allow 2-5 business days for your refund to post back to your original payment method. By chance the order arrives, you may keep it free of charge or donate it to a local charity. There is no need to inform us or return it. Also, if the item becomes available in the future with our suppliers, we will send you a copy to your address free of cost. No matter what the price is. Again, my sincere apologies.

あなたの注文品は準備ができた数日後に発送しました。配送業者によると、あなたの注文品は配送途中に破損か、紛失に遭ったようです。それ以上の追跡情報は得られていません。同じ本は手元にありません。そこで全金払い戻しいたします。2〜5営業日の間に、支払い方法と同様な方法で返金いたします。仮に注文品が届いても、代金を支払う必要はありませんし、それでも支払いたいというのなら地元の慈善団体にでも寄付でもなさってください。届いた旨を報告していただく必要も、送り返す必要もありません。さらに、もし今後こちらで同じ本が手に入りましたら、販売価格がいくらであろうとも、無料でお送りいたします。重ねて、心からお詫び申し上げます。


破損か紛失で行方知れず。コロナ禍の混乱期ならいざ知らず、今このようなことがあるでしょうか。それも問い合わせなければ判明しないような状況が。

それに、そもそもこちらから催促の連絡を入れなければ無視されていた可能性が高いですし、問い合わせてもトラッキングIDすら示そうとしないというのも、今あらためて考えると非常に胡散臭い感じがします。

後半でどれだけ丁寧に対応している風を装っても、品物がないならこちらには何のメリットもない絵空事です。そもそも品物などなかったのではないか、とまで疑いたくなるような内容です。その後、無事返金されたので良かったようなものの、同じ業者に本を注文することは二度とないでしょう。

ということで、「リップ・ヴァン・ウィンクル」の出版が大分遅れてしまいましたが、当初のかたちで出版したいと思います。今少しお待ち下さい。

みなさまも書籍を海外から取り寄せる場合は、お気をつけくださいませ。