2020年8月31日月曜日

《望林堂完訳文庫》第34弾は「ネズミのペレス」

 《望林堂完訳文庫》第34弾は、「Ratón Pérez(ネズミのペレス)」に決定いたしました。

子どもが枕の下に抜けた歯を置いておくと、ネズミのペレスがやって来て、歯をとっていく代わりに何か贈り物を残してくれるという、スペインやスペイン語圏の中南米で定着している習慣の、もとになったと言われるお話です。

オリジナルは1894年に出版されたスペイン語による児童文学です。ストーリーは子ども向けなのですが、例えなどが高尚なのが19世紀の作品らしいところです。

その後1914年に英訳「
Perez the Mouse」が出版されますが、人の名前が変更されたり、スペインの歴史などに関係する部分が省略されたりしています。

さらに邦訳も一冊ありますが、完全に絵本として書き直されているので、大幅に削除され、スペイン色やキリスト教色がなくなった抄訳版です。ラストも違います。

ということで、今回は英訳版を参考にしながら、可能な限りオリジナルのスペイン語版を邦訳することに挑戦しました。とても短いお話ですが、オリジナル作品の本邦初訳だと言えるでしょう。

すでに作業は進んでおり、まもなく出版申請できそうです。お楽しみに!

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2020年8月12日水曜日

「少女ポリアンナ」にうれしいコメント

 Amazon Kindleストアで、「少女ポリアンナ」にうれしいコメントをいただきました。ありがとうございました!とても大きな励みになります!


 


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2020年8月10日月曜日

「名犬ラッシー」Kindleで販売開始!

《望林堂完訳文庫》第33弾となる「名犬ラッシー」が、Amazon Kindleストアで販売開始となりました。

決して「愛情」や「忠義」を讃えるような〝お涙頂戴〟的な物語ではありません。動物としてのラッシーを絶妙な距離感で丁寧に描きながら、ラッシーと人間たちとのエピソードを喜怒哀楽を交えて語る、児童文学の傑作です。

映画やテレビドラマやアニメーションなどの映像でしか知らなかった方も、ぜひこの機会に、原作をお手にとってみてください!(表紙も少しだけ変わりました!)


イギリス人作家エリック・ナイトの「Lassie Come-Home」の全訳&新訳です。
ヨークシャー州に住むキャラクロー一家のジョーは、毎日学校が終わると校門脇までラッシーが迎えにきてくれるのを楽しみにしていました。ところがある日、ラッシーが姿を見せません、それには訳があったのです…。
いつもの時間にジョーを迎えに行くことだけを胸に、はるかスコットランドの地からヨークシャー州まで、400マイル(約644km)の過酷な旅に挑む、雌のコリー犬ラッシーの感動的な物語。
縦書き、ルビ付き、脚注付き。初版に掲載されたマーガレット・カームスによるモノクロ画像を33点収録。



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