2022年12月29日木曜日

望林堂完訳文庫最新刊「怪談」が販売開始となりました!

ラフカディオ・ハーンの名作「怪談 怪異なるものの物語と研究」が、Kindleストアにて販売開始となりました!

「怪談」と「虫の研究」の二部構成であるオリジナル書籍を、そのまま完訳しています。ぜひお楽しみ下さい!

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2022年12月21日水曜日

「怪談」の表紙が出来上がりました!

「怪談」の表紙が出来上がりました。武内桂舟による雪女の絵を使ったものです。

本書では、
武内桂舟と藤田安正による味わい深い挿絵を、計18点収録しています。

年内の販売開始を目指して、奮闘努力中です。
今しばらくお待ち下さい!
 

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2022年11月12日土曜日

「怪談」に潜む欧米文化の一例

「雪女」の一節に見える、欧米文化的な発想による訳例をご覧ください。場面は、猛吹雪を避けて逃げ込んだ渡し船の船頭小屋で、雪女と出会った巳之吉が、その後ふと我に返るところ。

Minokichi closed the door, and secured it by fixing several billets of wood against it. He wondered if the wind had blown it open;

巳之吉は戸を閉めると、棒きれ五、六本をつっかえ棒にして、しっかりと戸が開かないようにしました。風が吹きつけて戸が開いたのだろうか、と巳之吉は思いました。

ここには欧米的な出入り口であるドアのイメージが見て取れます。蝶番で固定された内開きのドアです。ですから強風によってドアが開くことも考えられます。五、六本のつっかえ棒は、おそらくドアに対して直角に立てられたものでしょう。

しかし、日本家屋の出入り口は、下の藤田安正の挿絵にあるように、基本的に引き戸です。したがって、強風で戸が開くことは(外れることはあるかもしれませんが)ありません。つっかえ棒(心張り棒)も戸の横に、戸が横にスライドしないように置きます。


こんなところに、日本の古い奇譚を物語りながら、思わず欧米文化的な発想が紛れ込んでしまった例を見て取ることができるのではないでしょうか。日本の古き物語を英語で語り直したものを、再び日本語に訳す作業の難しいところであり、楽しいところでもあります。

なお「怪談」には、この藤田安正の挿絵も多数収録予定です。まだまだ翻訳は作業半ばですが、楽しみにお待ち下さい!

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2022年10月21日金曜日

《望林堂完訳文庫》第42弾は「怪談」に決定!

次回作は、ラフカディオ・ハーンの「怪談」(1904)となりました。

ギリシャで生まれ、イギリスで育ち、アメリカで記者となり、日本で英語教師をし、小泉八雲こいずみやくもの日本名を持ち、日本文化についてのエッセイや小説を執筆したラフカディオ・ハーンの代表作と言える短編集です。

「怪談」は、日本各地の怪異譚を再話した17編と、エッセイ3編を収録した作品集で、著者自身により多くの注釈が加えられているのも魅力です。

年内発行を目指しますので、お楽しみに!

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2022年10月5日水曜日

「ウサギが丘」Kindleにて販売開始!

《望林堂完訳文庫》第41弾「ウサギが丘」が、Amazon Kindleにて販売開始となりました。アメリカですぐれた児童文学作品に与えられる、ニューベリー賞受賞作(1945年)です。

作者自身によるモノクロ挿絵52点も収録です。ぜひお楽しみください。




【追記】Apple Book、楽天KoboBOOK☆WALKERでも販売開始となりました!


ウサギたちの住む丘と
新しい住人が住むことになるお屋敷

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2022年10月1日土曜日

「ウサギが丘」の表紙完成!

ウサギが丘Rabbit Hill)」の表紙が完成しました!

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2022年9月17日土曜日

「ウサギが丘」第一稿完成!

長らくお待たせておりました「Rabbit Hill(ウサギが丘)」ですが、第一稿が完成しました。

ウサギのジョージーの一家や、小さな動物たちが住む丘の〝お屋敷〟に、新しい住人がやって来ます。丘の動物たちは大騒ぎです。

果たして新しい住人はどんな人たちなのか? 
野菜畑を作ってくれるのか?
罠や仕掛け銃や毒餌を仕掛けたりされないか? 
イヌやネコを飼っていないか?
ライフルやショットガンを持っていないか?

丘の動物たちは戦々恐々としながら、引っ越してくる新しい住人を待ちますが…。

作者本人が描く挿絵同様に、リアルさとファンタジーさが同居している、独特の世界が魅力です。

販売開始まで、今しばらくお待ち下さい!

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2022年7月24日日曜日

第41弾は「ウサギが丘」(仮)!

《望林堂完訳文庫》第41弾はアメリカ人作家ロバート・ローソンによる「Rabbit Hill」(1944)です。邦題は「ウサギが丘」(仮)の予定です。

アメリカのすぐれた児童文学作品に与えられるニューベリー賞を受賞した作品で、ユニークな挿絵も作者自らが描いています。

夏の終り頃の出版を目指します、お楽しみに!



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2022年7月4日月曜日

「アニマル・ファーム<動物農場>」Kindleにて販売開始!

記念すべき《望林堂完訳文庫》第40弾となる「アニマル・ファーム<動物農場>」が、amazon Kindleにて販売開始となりました!


 イギリスの作家ジョージ・オーウェルの「Animal Farm」の新訳&全訳です。
 ジョーンズの農場で飼われていた動物たちは、理想郷を求めるメジャー爺さんの言葉に心動かされて〝反乱〟を起こします。そして、ジョーンズを追い出したあとの農場に「アニマル・ファーム」の名を掲げ、動物主義を実践してゆきます。ところが、指導者争いから一気に独裁主義的な色を帯びてくると、農場は理想の姿からどんどんかけ離れてゆき…。
 ロシア革命に材を取り、スターリニズムや全体主義を痛烈に批判する傑作寓話小説です。
 現代ロシアを理解する上でも必読の書。


他店舗の販売も、順次開始予定です。
ぜひ、お楽しみ下さい!

〈追記 2022.7.12〉
楽天koboBOOK☆WALKER、Apple Books、Google Playブックスにて、販売開始となりました!

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2022年6月24日金曜日

「アニマル・ファーム<動物農場>」第一稿&表紙完成!

 「Animal Farm」の翻訳第一稿がようやく完成しました。タイトルは「アニマル・ファーム〈動物農場〉」の予定です。

「Animal Farm」というのは
一般名称ではなく、物語に登場するほかの農場名(すべてカタカナ表記)と同じく、一つの農場名としてとして使われているので、バランスを取る意味で「アニマル・ファーム<動物農場>」と、カタカナ表記を優先させしました。

「アニマル・ファーム」になる前の農場の名前「Manor Farm」も、そこがいわゆる「荘園農場」だと言っているわけではなく(実際にはそういう歴史があるのかもしれませんが)、あくまで農場の名前なので、「マナー・ファーム」としてあります。

表紙も出来上がりましたので、販売開始まで、今しばらくお待ち下さい!

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2022年6月1日水曜日

《望林堂完訳文庫》一冊280円に値下げします!

《望林堂完訳文庫》は現在、そのほとんどのタイトルが、一冊300円(税込)で販売中ですが、昨今の物価高に対抗して、値下げいたします!

改訂価格は、一冊 280円(税込)となります。

現在申請中で、順次改定される予定です。

とりあえず、読者応援キャンペーン特別価格ですが、今のところ期限は定めておりません。

今回はKindle書籍に限っての改訂となりますが、動向を見ながら他店の対応も検討してゆきたいと思います。

少しでも多くの方々に、お楽しみいただけるとうれしいです!

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2022年5月7日土曜日

第40弾は「動物農場」(ジョージ・オーウェル)に決定!

 【望林堂完訳文庫】第40弾は、イギリスの作家ジョージ・オーウェルの名作「動物農場」(Animal Farm)に決定しました!

オーウェル本人が1947年のウクライナ語版序文で「ソビエト神話を暴露する」と言っているように、本書はロシア革命や社会主義的ファシズムを風刺した作品と言われます。

図らずもロシアによるウクライナ侵攻が行われている今年、この作品に込められた作者の批判精神は、今も大きな
存在感意義を持ち続けていることが分かります。

しかし、本書が持つ批判や警鐘は、そうした特定の社会体制や国家や集団に対するものだけではありません。集団の中にいることで人間誰しもが陥りやすい全体主義・管理主義の恐怖を寓話的に描いた作品として、
より普遍的な魅力を持っていると言えるでしょう。

夏が来る前に出版できるよう、がんばりたいと思いますので、ご期待ください!



ジョージ・オーウェル

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2022年4月22日金曜日

「宝探しの子どもたち」kobo、BOOK☆WALKER、iBooks、Googel Booksにて販売開始!

「宝探しの子どもたち」が
楽天koboBOOK☆WALKER
iBooks (Apple)、Google Books
にて販売開始となりました。


BOOK☆WALKERの販売ページ

iBooks、Google Booksは
それぞれのアプリからご覧ください。

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2022年4月20日水曜日

「宝探しの子どもたち」(E. ネズビット)販売開始です!

【望林堂完訳文庫】第39弾となる「宝探しの子どもたち」が、Kindleストアで販売開始となりました!


「砂の妖精サミアド」の作者E.ネズビットによる、こちらも名作のほまれ高いイギリス児童文学の古典です。

17点の挿絵と一緒に、ぜひお楽しみくださいませ。



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2022年3月31日木曜日

「宝探しの子どもたち」ようやく第一稿完成!

ネズビットの傑作長編物語である「宝探しの子どもたち」の第一稿が、ようやく完成しました。

男4人、女2人の6人兄弟姉妹が、落ちぶれつつある家のために何とかしてお金儲けをしようと、脱線しながらも悪戦苦闘する物語です。

とは言っても悲壮感はなく、子どもらしい微笑ましい発想とその後のドタバタと、それを温かい目で見てあげる大人たちの、ほっこりするような独特の世界観が、いかにもネズビットらしい作品です。

完成まで今しばらくお待ち下さい!


  
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2022年1月26日水曜日

第39段は「宝探しの子どもたち」(E. ネズビット)!

 《望林堂完訳文庫》第39段は「宝探しの子どもたち(The Story of the Treasure Seekers)に決まりました!
 これは、本文庫でも好評を博しております既刊書「砂の妖精」と同じ、イーディス・ネズビットによる傑作児童文学です。
 「砂の妖精」のようなファンタジーではありませんが、同じ様に魅力的なバスタブル家の6人兄弟姉妹が登場し、傾いた家の財政を、子どもながらに一所懸命立て直そうとする、楽しくも心温まる物語です。
 長い作品なので、少し時間がかかると思いますが、乞うご期待!


Lewis Baumerによる挿絵も収録予定です

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2022年1月1日土曜日

🎍謹賀新年 2022🎍

あけましておめでとうございます。
本年も望林堂をよろしくお願いいたします。 

昨年は5冊の本を出すことができました。
今年も精一杯がんばります!
ぜひごひいきに!


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