【望林堂完訳文庫】第40弾は、イギリスの作家ジョージ・オーウェルの名作「動物農場」(Animal Farm)に決定しました!
オーウェル本人が1947年のウクライナ語版序文で「ソビエト神話を暴露する」と言っているように、本書はロシア革命や社会主義的ファシズムを風刺した作品と言われます。
図らずもロシアによるウクライナ侵攻が行われている今年、この作品に込められた作者の批判精神は、今も大きな存在感と意義を持ち続けていることが分かります。
しかし、本書が持つ批判や警鐘は、そうした特定の社会体制や国家や集団に対するものだけではありません。集団の中にいることで人間誰しもが陥りやすい全体主義・管理主義の恐怖を寓話的に描いた作品として、より普遍的な魅力を持っていると言えるでしょう。
夏が来る前に出版できるよう、がんばりたいと思いますので、ご期待ください!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・