2024年5月17日金曜日

完訳文庫第47弾「リップ・ヴァン・ウィンクル」ほぼ完成!

望林堂完訳文庫第47弾は、アメリカの作家ワシントン・アーヴィングの名作「リップ・ヴァン・ウィンクル(Rip Van Winkle)」です。

短編・随筆集である「スケッチブック(Sketch Book)」、原題が「郷紳きょうしんジェフリー・クレヨンのスケッチブック(The Sketch Book of Geoffrey Crayon, Gent.)」の中の一編で、〝アメリカ版浦島太郎〟などと言われる作品です。

今作の目玉は、有名な挿絵画家アーサー・ラッカムによるカラーの挿絵にあります。1905年に豪華な絵本の形で出版されたもので、50点以上の美しい水彩画が掲載されました。

この絵本は1916年に廉価版が発行され、カラー図版が20数点に絞られた代わりに、モノクロ図版が加えられました。今回はこの1916年バージョンを元に、美しい絵本をお届けできればと思っています。

ということで、実はすでに翻訳作業は終わり、校正作業も終わっていよいよ販売申請という段階になっていたのですが、何とここで、1905年版にあった50点以上のカラー図版が掲載できる可能性が出てきました!

資料の到着を待つとデータ完成が一ヶ月ほど先になりますが、6月中の販売開始ということで、今しばらくお待ちくださいませ。


入手できた図版次第で、表紙も変わる可能性があります

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