《望林堂完訳文庫》第17弾は、H.G.ウェルズの傑作SF「宇宙戦争」です。
火星人とのファーストコンタクトの緊迫感や、不気味な生態、その圧倒的かつ無慈悲な破壊、そして逃げ惑い本性をさらけ出す人間たちの様子が、簡潔で冷めた描写によって描かれます。1898年の小説ですが、いまだに色あせない傑作です。
挿絵は初出時のWarwick Goble氏のものではなく、1906年ベルギー版(フランス語)のHenrique Alvim Corréa氏のファンタスティックで不気味なものを多数使用する予定です。