2023年5月21日日曜日

《望林堂完訳文庫》第44弾は「カルメン」!

翻訳書の次作は、フランス人プロスペル・メリメ作の「カルメン」に決まりました!

1845年に発表されたフランス語の小説で、
1875年初演のジョルジュ・ビゼーによるオペラ「カルメン」の原作です。

基本は
Lady Mary Loydによる英訳からの重訳となりますが、フランス語原作の内容も、仏英辞書と首っ引きで確認しつつ、原書の内容に限りなく近い翻訳にするつもりです。

今回発掘した1911年発行のフランス版の20点以上の挿絵も使用予定です。これは
Gaston Vuillierの原画をEugene Decisyが銅版画にしたもので、繊細で美しい挿絵となっています。

夏までに出したいと思っていますので、お待ち下さい!



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2023年4月27日木曜日

Pagesで作った縦書きEPUBは、Koboでは横書きになってしまうという問題

EPUBは電子書籍の共通フォーマットですが、望林堂では基本的に、このEPUBデータを「でんでんコンバーター」で作成しています。しかし最新巻「子守りのビルの大冒険」では、初めてAppleのPagesを使いました。

なぜかと言うと、「子守りのビルの大冒険」で掲載したい画像が160点あったのですが、「でんでんコンバーター」では組み込める画像ファイルが最大100ファイルという制限があったためです。

PagesはApple社製の無料ワープロソフトで、とても使い勝手が良く、EPUBデータへの書き出しもできます。ところがこれまでは、縦書きができないという致命的な欠点がありました。

しかし2019年にようやく縦書きに対応したことで、ワープロ感覚でEPUBデータ作成できるのでは、と期待していたのです。実際、ルビ振りはとても効率的に行えるようになりました。

ところが、出来上がったEPUBファイルを、EPUB-Checkerで問題ないことを確認した上で、各ビューアーで動作チェックを行ったところ、Appleの「ブック」では当然ながら問題なく表示されましたが、Kindle Previewerでは画像の表示サイズにばらつきがあました。

さらに楽天Koboデスクトップに至っては、右から左へページが進むのにページ内では横書きという、ありえないレイアウトになってしまったのです。加えて、図版がページ内におさまらず、ページをまたがるようにして切れてしまうということが起こりました。



EPUB-Checkerで問題なしと判定されながらも、Pagesで作成したEPUBにクセがあるのかもしれませんし、KindleやKoboの表示アプリ側に問題があるのかもしれません。(実際、EPUBデータをKindle Previewerで表示する際には、手が加えられていることを伺わせる表示がされます。Koboも、拡張子をkpub.epubにすると表示がきれいになるようです。)




とにかく、原因は定かではありませんが、Pagesで作成したEPUBデータは、特にKoboとの相性が良くないということです。実際、このEPUBデータで出版申請すると、上記の不具合を理由に、出版が許可されませんでした。

結局、PagesによるEPUBデータをSigilという無料の多機能ツールでデータ修正をして、Koboでも問題なく表示されるデータを作ることができました。(ちなみにPagesのEPUBデータをSigilでプレビューされたものは、きちんと縦書きになっているので、やはりKobo側にクセがあるように思います。)


ということで、EPUBという共通のデータ形式で作ったものであっても、その作成ソフトや、各プラットフォーム側のデータの扱い方が絡むと、きれいに表示させるのは一筋縄ではいかないということが分かったのでした。

それとともに、今までこうした問題が起こらなかった「でんでんコンバーター」によるEPUBデータの信頼性の高さも、あたらめて実感した次第です。

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2023年4月21日金曜日

「子守りのビルの大冒険」がKindleにて販売開始!



《望林堂完訳文庫》第43弾「子守りのビルの大冒険」が、Kindleにて販売開始となりました。

これは、1912年にウィリアム・ヒース・ロビンソンが発表した作品で、子守りのビルが
町を追われたトロイの王と出会い、その復権を目指して、面倒を見ている子どもたちと軍隊を編成して、トロイへ進軍するという、設定からして摩訶不思議な物語です。

その道中で次々と出会う人物から、奇妙な経験が語られるのですが、そのどれもが、ナンセンスでありつつ、どこか不思議な魅力的を持っています。

その物語に、そもそも有名な挿絵画家であるウィリアム・ヒース・ロビンソン本人が描いた、繊細なカラー図版15点、モノクロカット145点を収録しました。

本邦初訳です、ぜひお楽しみ下さい!

※ 図版数が多いため、今回は初めてAppleのPagesによって書籍データを作成しましたので、従来のものと若干体裁が変わっています(注が章末ではなく巻末にある、など)が、ご了承下さい。


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2023年4月19日水曜日

「子守りのビルの大冒険」翻訳作業がようやくクライマックス!


有名挿絵画家のウィリアム・ヒース・ロビンソンが、絵だけではなく物語まで作り上げた作品「子守りのビルの大冒険(Bill the Minder)」の翻訳作業がいよいよクライマックスに差し掛かりました。

第二稿を終えて、ルビも全体に振り終わり、表紙もほぼ完成しました。何とも不思議な、ユーモラスでナンセンスな物語に、繊細でちょっと不気味な絵も多数収録しました。

4月中の販売開始を目指します。今しばらくお待ち下さい!

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2023年2月26日日曜日

《望林堂完訳文庫》第43弾は本邦初訳の「Bill the Minder(子守りのビル)」!

 《望林堂完訳文庫》第43弾は、「Bill the Minder(子守りのビル)」(1912)に決定しました!

これは、イギリスの有名イラストレーターであるウィリアム・ヒース・ロビンソン(William Heath Robinson)による、オリジナルのファンタジー作品です。

「不思議の国のアリス」のような、ナンセンスで突拍子もない展開が魅力の物語ですが、ロビンソン本人が描いた140点を超えるイラストが、また実に素晴らしいのです。

どこか大友克洋に似たようなその緻密な描写と、不思議な物語の一場面を切り取った不思議な構図や異様な風景には、時として不気味さすら漂います。

本邦初訳となる作品でもありますので、少しお時間を多めにいただくことになりますが、乞うご期待!

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2023年1月27日金曜日

英語版2作品販売中!

〈望林堂完訳文庫〉とは別に英語版のタイトルの販売も始めました!

パブリック・ドメインの作品なのに敢えて取り扱うのは、すでに出版されている本はイラストが載っていない、あるいはイラストの質が良くないものが多いためです。

そして、それを0円販売しないのは、イラストを美しい状態で載せるとデータ量が大きくなり、データ量が大きくなると設定最低金額がどうしても上がってしまうからです。

それでも他社の既刊本よりかなり低い価格設定になっていますので、販売する意義はあると考えました。

今後も、イラストが充実していない原書を中心に、英語版タイトルも少しずつ増やしてゆく予定です。

「Kwaidan」は、武内桂舟による2点と、藤田安正による16点のイラストを収録したものは、現時点で本書のみだと思われます。



「Bill the Minder」はイラストレーターとして有名なウィリアム・ヒース・ロビンソンによる摩訶不思議な物語です。イラストも作者が手掛けていますが、これがとにかく美しいのです。本書では可能な限り精細なイラストを載せています。



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2022年12月29日木曜日

望林堂完訳文庫最新刊「怪談」が販売開始となりました!

ラフカディオ・ハーンの名作「怪談 怪異なるものの物語と研究」が、Kindleストアにて販売開始となりました!

「怪談」と「虫の研究」の二部構成であるオリジナル書籍を、そのまま完訳しています。ぜひお楽しみ下さい!

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2022年12月21日水曜日

「怪談」の表紙が出来上がりました!

「怪談」の表紙が出来上がりました。武内桂舟による雪女の絵を使ったものです。

本書では、
武内桂舟と藤田安正による味わい深い挿絵を、計18点収録しています。

年内の販売開始を目指して、奮闘努力中です。
今しばらくお待ち下さい!
 

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