《望林堂完訳文庫》第32弾は、デンマークの作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセン作の「絵のない絵本(Billedbog uden Billeder)」になりました。
原作はデンマーク語なので、「Picturebook without Pictures / A Picture Book without Pictures」あるいは「What the Moon Saw」というタイトルで英訳されているものからの重訳となります。
「絵のない絵本」は、月がしてくれた話を貧しい画家が書き留めたという形式の短い物語集で、1839年の初版では第20話までだったが、1855年の4版で第33話の完全版となりました。今回翻訳するのはこの完全版です。
挿絵は、A.W. Bayesのもので考えていますが、Rex Whistlerのものも確認中です。
5月の刊行を予定しています。お楽しみに!
Rex Whistler
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