誠に申し訳ないことですが、重々注意していても残念ながら出版後に誤字・脱字等の校正ミスが見つかる場合があります。あるいは加筆・修正して、より充実した内容を図る場合もありますし、より魅力的な挿絵が見つかると、図版の差し替えや追加を行う場合もあります。
こうしてデータが新しくなった場合、Kindle書籍も紙の本と同様に「版」を新しくすることができます。最初に出した「第一版」を「第二版」、「第三版」と改訂版に差し替えていけるのです。その結果、現在販売されているものが、常にその書籍の最新版になっています。
例えば「アルプスの少女ハイジ」は2014年10月15日発行が第一版で、2015年3月3日に第二版が出ていますし、「吸血鬼カーミラ」は現在第三版ですが、第二版から表紙が変わっています。
ではKindle本の場合も紙の書籍と同じように、改訂版が出たら一度買ったものでも再び買い直さなければならないのかというと、そのようなことはありません。ここがデジタル書籍の良いところの一つですが、一度購入した書籍は、その改訂版に無料で更新できるのです。
Kindleの場合、「コンテンツの自動更新」設定を「オン」にしておくと、一々更新要請をしなくても、「版」が変わった時に自動的にデータがアップデートされるので便利です。
その設定は以下の通りです。
その設定は以下の通りです。
1.「Amazon」サイトで「カテゴリー」をクリックする。
2.表示されたカテゴリーから「Kindle本&電子書籍リーター」にマウスを持っていく。するとサブカテゴリーが現れるので「コンテンツと端末の管理」をクリックする。
3.「コンテンツと端末の管理」画面が開くので、一番右にある「設定」タブをクリック。
4.設定項目の中にある
「コンテンツの自動更新」設定を「オン」にする。
Amazonに「サインイン」していないと、作業の途中で「サインイン」を求められます。「サインイン」しないと設定はできません。
これで自動更新設定完了です。
ただし、こうしておくと100%更新されるわけではないようなのがちょっと残念なところです。自動更新の対象になるかどうかは最終的にKindle Direct Publishing(KDP)というKindleの出版に関わる部署の判断になるようです。小さな修正と見なされると、自動更新の対象にはならないようです。
それでも初期設定「オフ」のままよりも、「オン」にしておいた方が自動更新される可能性が高まりますので、ぜひお勧めいたします。
それでも初期設定「オフ」のままよりも、「オン」にしておいた方が自動更新される可能性が高まりますので、ぜひお勧めいたします。